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;レッツ笑タイム

笑いと健康
 <笑いと病気>
"笑いは百薬の長"との諺があるように、笑いが健康によいことは古くから実感されていたが、有名誌「サタデーレビュー」の編集長であったノーマン・カズンズが自ら罹患した膠原病を"笑って治した"体験につき健筆をふるったことをきっかけにクローズアップされ、その実証的証拠も蓄積されつつある。かつて医学の主な対象は感染症の克服であった。しかし現在わが国を含む医療の先進国で死因の上位をしめるのはストレス関連疾患である。1位のがんについてもストレスとの関連が明らかになってきたし、2位以下の脳血管障害や心筋梗塞、そして勿論自殺もストレスと深く関連している。こうみてくると笑いと健康を論じるとき笑いがストレスを減少させるかどうかが一つの焦点となる。

 <笑いの分類>
表に筆者の笑いの分類を示す。まず笑いを「快の笑い」「社交上の笑い」「緊張緩和の笑い」に3分類し、それぞれに下層分類をつけている。「快の笑い」は快感情の表出としての笑いであり、生後3週間の乳児が授乳のあと満足してにっこりすることにはじまるヒトの笑いの原点である。この中の"期待充足の笑い"の一部があらゆる笑いの中で最大の笑いとされるが、この笑いが数の上では最も多く、私たちの日常の笑いの60〜70%をしめる。「緊張緩和の笑い」は手術中の外科医が時々フッとほほえみの表情を浮かべるなど、緊張を時々緩めて生体の機能、特に自律神経のリズムを保つのに役立ち、生命にとっては大切な笑いである。

 T快の笑い @ 本能充足の笑いA 期待充足の笑いB 優越の笑いC 不調和の笑いD 価値低下・逆転の笑い
 U社交上の笑い @ 協調の笑いA 防御の笑いB 攻撃の笑いC 価値無化の笑い
 V緊張緩和の笑い @ 強い緊張が緩んだ時の笑いA 弱い緊張が緩んだ時の笑い

<笑いとストレス>
"パーっとやってストレスを発散させよう!"などが日常語として使われるように、ストレスが笑いが減少させることは体験的にはよく知られている。ここでは2つの面から考えてみよう。

今日の落語
ぽっどきゃすてぃんぐ落語は、「ニフ亭」から

「たがや」 金原亭小駒          

「たがや」 あらすじ

両国の川開きにより、橋の上は花火の見物人でごったがえす。そんな中、本所方向から旗本の一行がやってきて「寄れ、寄れいッ」と、強引に渡ろうとする。一方、反対側の広小路方向から通りかかったのが、商売物の桶のたばをかついだ、たがや。混雑の中、後ろから押されたはずみに、かついでいたたががはずれ、侍の笠の縁をはがしてしまった。恥をかかされた侍は、カンカンになって怒り……。

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「笑いと健康」寄席


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古典落語とは?
古典落語とは江戸時代から明治時代にかけて作られた落語のこと。これは、主に貧乏長屋などを舞台に、登場人物は当時の古い言葉で話します。これに対して、新作落語とは、通常戦後に作られたものを指します。